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そうりゅう(ローマ字:JS Sōryū, SS-501)は、海上自衛隊の潜水艦。そうりゅう型潜水艦の1番艦。艦名は四神の一つ青竜の別名である蒼竜に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の御召艦「蒼龍」、航空母艦「蒼龍」に続き3代目にあたる。 == 艦歴 == 「そうりゅう」は、中期防衛力整備計画に基づく平成16年度計画2900トン型潜水艦8116号艦として、三菱重工業神戸造船所で2005年3月31日に起工し、2007年12月5日に三菱重工業神戸造船所にて挙行された進水・命名式において、海上幕僚長吉川榮治により「そうりゅう」と命名された。 2008年7月9日に三菱造船所の作業員5名が感電する事故が発生した。 2009年3月30日に就役の後に第1潜水隊群に配属された。 2012年10月8日午後2時18分頃、潜航中の「そうりゅう」で3曹が行方不明になり、浮上して捜索したところ、艦橋セイル内で溺死しているのが発見された〔「海上自衛隊ニュース 航海中の「そうりゅう」で乗員1名が死亡」 『世界の艦船』第770集(2012年12月号)海人社 P.100〕。事故調査委員会は3曹が自殺したものと結論づけた〔“「そうりゅう」死亡事故 海幕「事件性認められず」 ”朝雲新聞、2013年2月19日〕。 2013年9月2日、呉基地で停泊中の「そうりゅう」艦内の寝室で、2等海尉が艦内の格納庫から持ち出した拳銃で自殺を図った。2等海尉に命に別状はなかったが、重い障害が残っている。海自は2015年に自殺の原因を上官の暴行と断定し、上官と暴行を黙認していた関係者を停職数日程度の懲戒処分を実施した。しかし、海自は2等海尉との協議が続いているという理由で処分を公表していなかったことが2016年1月12日に各メディアで報道された 〔海自潜水艦で拳銃自殺図る 広島の呉基地 47news 2013年9月2日〕〔海自2尉の自殺未遂、上官の暴力原因…3人処分 読売オンライン 2016年1月13日〕。2等海尉の両親は2016年1月中に国を相手に3000万円の損害賠償を求める裁判を山口地方裁判所に起こすことを明らかにしている。 現在は第1潜水隊群に所属し、定係港は呉である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「そうりゅう (潜水艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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